寺尾様(鹿児島県)レポート(2000年8月)

所有車両:エクセルタイプB


キャンプレポート

夏休みだどこへ行こう!
トレーラーを購入してからはじめての夏休み。
どこか遠くに言ってみたいねということになり、行き先について家族みんなで検討しました。
まだ行った事のないところ、おいしい物が食べられる事
期間は1週間という条件で考えた結果。秋芳洞にいきたい。
カルスと大地を見てみたい。
萩、津和野、山口市、ALKに行ってみたい。
ふく料理、瓦そばを食べてみたいということから、今回は7月27日から8月2日にかけて
山口県に出かけることになりました。

行き先も決まりキャンプ場の予約も終わりました。
お出かけ準備も完了し、いよいよ明日出発だということでワクワクしながら仕事から帰ってくると
かみさんから突然悪い知らせが。
東京方面に進むと思われていた台風が急に進路を変更し九州に近づいているとの事。
最悪の事態が発生です。
とりあえず明日の出発を遅らせ、正午の天気予報をみてから決めようということになり
その夜はやけ酒を飲んで寝ることにしました。ブツブツブツ!

みんなの願いがきいたのか、正午の天気予報ではまたまた台風の進路が大きく変わり
中国にむけて進んでいます。やったー旅行にいける!!
ということでみんなでバンザイをし出かけることにしました。
荷物の最終チェックをし、お昼過ぎに我が家を出発。
と同時に小雨が降りだしました。
また台風の進路が大きくかわるのではないかという不安もありますが
とりあえず台風情報に注意しながら出かけました。



鹿児島を出発して約6時間。熊本県と福岡県の県境にある道の駅「鹿北」に到着しました。
国道3号線沿いにあり、とても便利なところです。
ここは一般駐車場と宿泊用?の駐車場にわけられており環境的には抜群でした。
ただ国道沿いにあるため、通行車両の騒音が途絶えることなく
窓を開けていると結構うるさいです。
とりあえず我が家としてははじめて道の駅でP泊。
お母さんとビールで乾杯をして寝ることにしました。


7時に起床し道の駅探索です。お店はまだオープン準備をしているところでしたが、
お店の人にたのんで新鮮な野菜をしこたま購入し 8時半に出発しました。
久留米を過ぎ福岡市街地に差し掛かろうというところで、突然長男が
「ウン○がもれるーーー。我慢できない。」と大騒ぎ。
とはいってもここは片側1車線の狭い道。
幅寄せするようなスペースは全くありません。
しかも道路は渋滞し超ノロノロ運転です。
話題を変えながらあの手この手で我慢させなんとか路肩に寄せ無事セーフ。
ヒヤヒヤの連続で運転手のお父さんはとっても疲れてしまいました。
ついにトレーラーでの初ウン○として記録に残りました。

福岡から門司までの大渋滞をやっと終え、門司から高速道路に乗り関門橋を渡りました。
キャラバン2日目の宿泊先は秋吉台家族旅行村キャンプ場です。
ここには2泊します。このキャンプ場は今年の春にオートキャンプサイトが増設されたということで
施設はとても綺麗でした。
キャンピングカーサイトに宿泊しましたが写真にあるように
非常にゆったりとしておりしかも料金が3千円ととてもリーズナブルです。
とても気に入りました。

夕食後近くのテントの子供とも仲良くなりいっしょに「だるまさんが転んだ」をしたり
街路灯にやって来るセミやカブトムシを捕まえたりと楽しく過ごすことができました。
子供たちを寝かしつけた後はお母さんといつものように外で宴会。
雲一つない満天の星空の元、天の川を久しぶりに見ることができました。
しかも流れ星もたくさん見ることができて超ラッキー!!!
  


翌朝は今回のキャラバンの目的のひとつである秋芳洞に出かけることにしました。
お土産屋さんの立ち並ぶ通路を通り抜け秋芳洞の入り口に向かいます。
洞窟に入るなり外の猛暑を忘れさせるような冷たい風がふいてきました。
まるで超大型のクーラーを備え付けているようです。
中に入ると今まで見てきた鍾乳洞とは規模が違いました。
とっても感動です。
島も天井にはコウモリが乱舞している。
子供たちもそれをみて大喜びです。
でも糞尿のにおいには参りました。

地底探検の次は子供たちのリクエストにより
秋吉台サファリランドに併設されている遊園地に行くことにしました。
遊具がちょっと古いかなと思いましたが、子供たちは回転ブランコ、ティーカップ
お化け屋敷と久しぶりの遊園地を大いに楽しみました。
このころから、空模様がおかしくなりました。
時々突風が吹き、雲が早い速度で流れていきます。
台風が近づいてきているようです。
キャンプ場のタープが倒れているのではないかと不安になり
早々に引き上げることにしました。
途中秋吉台展望台により記念撮影。
社会の教科書に出てくる風景が目の前に広がっていました。
  

キャンプ場に帰りタープの無事を確認。
時間がまだ早かったのでキャンプ場から30分の山口市まで出かけることにしました。
道中黄色に塗られたガードレールや茶色の瓦を見たりすると
違う町に来たんだなということを実感しました。
山口市内を車に乗って散策しましたが、思っていたよりもこじんまりとした町並みです。
途中生鮮食料品店に立ち寄り今夜の食材を購入しキャンプ場に帰りました。

夕食を食べた後も台風のえいきょうで外はかなり風がふいています。
窓を開けるわけにはいかず室内はかなり蒸し暑くなっています。
時々外にでて夜風にあたりましたが風は一段と強くなっていました。
テントの人たちはとても寝られるような状態ではありませんが
トレーラーの私たちは安心して練ることができました。
翌朝台風情報wp確認するために管理棟にでかけました。
台風は明日山口県の西側を通過するとの予報です。
テントの人たちは夕べ寝ることができなかったのか、かなりの人が管理棟に非難していました。
テントのポールは折れ、タープは倒壊していたりとかなり被害がでているようです。
テントの人たちはほとんどが7時には撤収を終え帰宅していました。
今日はアルクに出かけ、ここのちかくにある秋吉台オートキャンプ場に
2連泊する予定にしていましたがこのままだと今夜以上に台風の影響を受け
とてもキャンプどころではないということで急きょキャンプ場をキャンセルしました。

9時にキャンプ場を出発し、徳山市にあるアルクへ向かいました。
トレーラーちゃんが鹿児島に着てからはじめての里帰りです。(トレーラーにはまだ名前がついていません。)
久しぶりにみうらさんにお会いしました。
あの時ガルビィのキャン会いで三浦さんとお会いしていなければ今ごろトレーラーなんて
乗っていなかっただろうと思うと感無量です。
  

アルクでもらった台風情報でも最悪の状態です。
このままキャラバンを続けるよりは鹿児島に帰るほうが得策であると
お父さんは判断し、国道2号線を下っていきました。
途中お腹がすいたのでファミレスに立ち寄ることにしましたが
トレーラーを牽いての初ファミレス。
駐車場に何とか入れ食事をとりました。
食事をとりながら外を見てみると時々晴れ間が見えたり
風が収まったりと天気が少しづつ回復しています。
このくらいなら宿泊は可能であると判断し、急きょ豊田湖畔公園キャンプ場に泊まることにし
予約を入れました。

キャンプ場に向かう道は結構狭い道です。にもかかわらず山口ナンバーの車は
かなりのスピードをだしています。
キャンプ場の入り口で右折しようとウィンカーをつけて曲がり始めようとしたとき
後続車が追い越しを掛けてきました。なんでこんなところで追い越しをするの?
何気なくサイドミラーを見てみると
いるはずのない車がミラーにうつっています。
あーーぶつかると思い、ブレーキを思いっきり踏んで急停止。
なんとか間に合いました。とっても肝が冷えました。

その夜はじめて2段ベッドを使用してみました。
まず長男が乗ってみましたがちょっと狭い。
寝相が一番悪いので却下。
次に長女に寝てもらいましたが、マットや落下防止用のマット忘れたため一応枕をおいたりして
落ちないようにしていました。
が、夜中に「ギャー」という声とともに下に落ちてしまいました。
幸いお母さんの上に落ちたので怪我はしませんでしたが
やはりきちんとした準備をして使用しないといけないようです。

翌日は下関へむけて出発。
下関では今回の目標の一つであるふく料理を食べることにしました。
途中観覧車を発見。下関水族館の案内板があったので
子供たちの要望により立ち寄ることになりました。
入り口で入場券を購入しようとしたところ、無料と表示してあり。
ラッキーと思いながら中に入ってみるとその理由がわかりました。
昨年の台風により施設が水没し、壊滅的な打撃をうけてしまったとのこと。
水害の痕跡があちらこちらに残っていました。
それでもアシカやイルカを見ることができ、子供たちは満足満足。

昼食を食べに行こうということで駐車場に向かったときにピンときました。
「この広い駐車場にトレーラーを置いてヘッド車だけで移動すればどこにでも
食べにいけれるのではないか」早速トレーラーを切り離し、ヘッド車だけで下関市外に向かいました。

  
マリンタワーに行きふく料理を食べました。
ふく刺し、から揚げ、茶碗蒸、皮等ランチとはいえいろんな種類を食べることができ
大変満足でした。特に子供たちのために頼んだ
味噌汁セットになふくが沢山はいっておりとてもおいしかった。
冬が旬ということなので、そのころにまた来たいと思いました。
食後はマリンタワーに上り、下関海峡や巌流島を見ることができました。
再び駐車場に行きトレーラーと連結。一路熊本に向けて出発しました。

最後の宿泊は熊本県にある道の駅「メロンドーム」にしました。
久留米で最悪の大渋滞にあい、かなり時間がかかってしまったため
到着は夜になってしまいました。
夜になると案内板がさっぱり見えません。
何度も道を間違えながら到着しました。
やはり知らない土地ではカーナビゲージョンが欲しい。
お母さん買ってちょうだい。(駄目との返事あり。)
翌朝9時に出発し、夕方無事に我が家に到着しました。

家族全員でこんなに長期の旅行をするのは初めてです。
出発前は子供がまだ小さいので大丈夫だろうかと
不安がありましたが、無事に終了することができました。
感想としては、「とっても楽しかった」の一言です。
台風が接近するというハプニングがありましたが、
台風がこなければもっともっと楽しめたかもしれません。
キャブコンだと移動しながらの旅行ですが、トレーラーはその場所にしっかり腰を据え
そこを拠点にして旅行するタイプ。
それそれ一長一短がありますが、私はトレーラーを選択してよかったと思っています。
今度は冬休みのころだと思いますが1泊2日のキャンプではない
長期のキャンプにはまりそうです。
またいきたーーーーーーーーーーーーーーーーい!!


困ったこと
トレーラーを引っ張っているとどこでも止めることができない。
トイレや買い物の時にすぐに止められず困った。


おわり